【戯言】1月27日はクラウンの日です

 

車のクラウンや王冠を表すクラウンではなく、道化師を表すクラウンの日です。

日本では”ピエロ”という名称が有名になりすぎていて、クラウンが浸透していません。サーカスや大道芸に興味がない人は、クラウンという名称を知っていても「クラウン=ピエロ」だと思っている場合が多いと思われます。

クラウンとピエロは似て非なるものと表現していいのかわかりませんが、クラウンの事をピエロと呼ぶのは間違っている場合が多いです。

ピエロは多くいるクラウンの中の一人にすぎないのです。

見た目が似ているので判断はできないと思いますが、ピエロだけは明確に他のクラウンと違うところがあります。

ピエロは、”涙を流している”のです。 藤田和日郎さんが書かれた”からくりサーカス”の中でも明確に違うと表現されています。また、余談ですがシロガネが操るアルルカンも”ピエロの一種”です。

クラウンの役目は、サーカスのパフォーマンスの間をつなぐ役割を持っていました。サーカスの演目と演目の間は準備を行う為に時間が必要でした。準備の為の時間で観客が醒めてしまったり飽きてしまったりしないように”おどけた演技”で技を披露して観客を楽しませていたのです。準備が整うまでの間に観客を喜ばせる役目を持っていたのです。それだけではなく、司会役を行い演目の流れや注意をする事もあったようです。基本は、わざとふざけておどけて見せているのですが、客を巻き込んでのパフォーマンスを見せる事もあったようです。

それではピエロの役目は?

基本は同じです大きくは観客を飽きさせないための演技を行うのです。クラウンと違うのは、ピエロはひたすらおどけて馬鹿な振りを続けてクラウンのミスの責任を取ってクラウンから馬鹿にされたりする役回りなのです。クラウンの中でも一段下の役割を担っているのです。

ピエロの涙には大きな意味があるのです。

クラウンはおどけてはいますが司会進行をしたり客いじりをして笑ったりします。客と同等かやや高い位置からの笑いを取りに行きます。真剣にパフォーマンスをして感心させたりもします。しかしピエロはひたすら馬鹿にされる役割なのです。ピエロの涙には「自分が傷ついても周りが自分を見て笑ってくれるのなら幸せ」という感情が隠されているのです。馬鹿にされ続けて本当は心が傷ついているのを|一滴《ひとしずく》の涙で表現しているのです。